彼とは気が合って、心が合って、いつまで話しても話し足りない人。
歩いてる間もずっと話してて、目に映るものを全部話題にしてしまって。
彼は全部に乗ってくれる。楽しそうに笑う。
そんな彼を見てて、ちいさくなってよかった。と思った。
手をつなげないのは少し残念だけれど、彼の肩の感触はいい感じ。
髪を少しさわってみる。
頭をなでられるのが好きだから、気付いた彼は頭を指先でそっとそっとなでてくれた。
今日、会社は良かったの?と聞くと、
「こんな日に行ってられないよ。」とにっこりして、少し目を細めて私を見てくれた。
時々見せてくれる、その目。あなたは気付いてないだろうけど、私の大好きな目。
胸がきゅっと音をたてた。